筆の里 嵩山工房


 みなさんこんにちは!のんほいToyohashiです。私たちは6月24日に嵩山工房(すせこうぼう)さんにお邪魔しました。ここでは、実際に使うことのできる筆や可愛いキーホルダーを作る体験をさせてもらいました。今回は豊橋筆についてや実際に体験してみて思った感想を書いていこうと思います!

◯筆の里 嵩山工房についての基本情報

住所:
〒441-1111 愛知県豊橋市嵩山町下角庵1−8

営業時間:
9:00〜15:00
(土日定休日)※事前の予約で土日も可能

主なアクセス:

バス🚌
 豊橋駅よりバスにて徒歩30分

車🚗
東名高速豊川ICより15分

(Aichi Now 愛知県の公式ガイドより引用)

豊橋筆について
 まず、嵩山工房で作っている「豊橋筆」について紹介しようと思います。豊橋筆は豊橋をはじめとした東三河で生産されている筆で200年以上の歴史があります。全国2位の生産本数を誇っており、高級品の筆の分野では生産される7割が豊橋筆と言われています。(平成28年の実績より)1976年には国の指定する伝統工芸品として指定されました。現在では13人(平成29年9月現在)の伝統工芸士が技を受け継いでいます。
 豊橋筆の特徴として、墨が馴染みやすく、滑るような書き味が特徴です。この特徴は特殊な技法である「練り混ぜ」によって実現しています。
 1人の職人が約36の工程を全て手作りしているため、様々な毛を組みわせることで筆の性質を変えることができます。そのため、一人ひとりに合わせてオーダーメイドができます。

豊橋ウェブ百科事典、嵩山工房HPより参照)

◯嵩山工房の特徴
 嵩山工房の特徴として豊橋筆の伝承に力を入れいていることにあります。生活環境の変化によって筆の需要が年々減少する中で「伝統工芸の技を地域の未来につなげる」ために伝統的工芸品である豊橋筆の保存と発展に尽力しています。活動の一環として小学校での体験学習を行っています。原材料として、山羊毛、馬毛、いたち毛、鹿毛、狸毛、りす毛などが使われています。動物によって毛の特徴が違い、使用用途や、好みによって使い分けられています。
 またここでは、ペットの毛を使った筆型のチャームを作ってもらうことができます。その子の「毛」の特徴を活かした世界に一つだけのメモリアルグッズを作ってもらえることも嵩山工房となっています。その他にも、赤ちゃん筆「ぴゅあり-Pureli-」、化粧筆の「QUON-クオン-」があり、様ざまな用途の筆の販売も行っています。

実際にとても大きな筆を持たせて頂きました!

(嵩山工房HPより参照)

◯実際に行ってみて
 今回実際にお邪魔して、筆作り体験をさせていただきました。体験をさせていただいたものとして、ミニ筆ストラップと大筆の2つをつくらせていただきました。ミニ筆ストラップは筆の毛の部分と軸の部分をさまざまな色から選ぶことができて自分好みの一本を作ることができました。ストラップとして飾るだけではなく実際に筆として使うこともできるそうです!大筆作りでは、糊入れ作業、櫛入れ作業、糸仕上げ作業を体験させていただきました。
 コロナ以前は県内だけではなく県外あるいは海外からも嵩山工房に訪れる人がいたそうです。コロナがだいぶ落ち着いてきた今、以前のように豊橋の伝統工芸品が全国の方にそして海外の方に広まっていくといいなと思いました。

↑実際に制作したミニ筆ストラップ(左)と大筆(右)の写真

 嵩山工房で体験を指導してくれた先生はとても親切で、筆作りの他にもとても大きな筆を持たせていただいたり、いろんな種類の動物の毛で作った筆で書かせてもらいました。動物の毛によって硬さや、弾力に違いがあり書き心地の違いがとても面白かったです!普段体験できないようなことをたくさん体験させていただきました。
 また、人生の先輩である先生から経験に基づいたお話をたくさん聞かせていただきました。嵩山工房は筆の購入、筆づくり体験だけでなくどこか懐かしい心温まる場所でした。

以上で嵩山工房については終わります。